「『貯金できない』を防ぐ先取り貯蓄とは?
要点まとめ
- 先取り貯蓄とは「収入が入ったら先に一定額を別に取り分ける」方法。後で残ったら貯める方法より確実。
- 目安は手取りの10%を最低ライン、余裕があれば20%を目標に。非常用は生活費の3〜6ヶ月分。
- 実践手段は給与天引き、銀行の自動振替や別口座の利用など。自動化が続けやすさの鍵。
- 注意点:生活が苦しくなるほど無理しないこと。高金利の借金がある場合はそちらを優先。
1) 先取り貯蓄って何?(初心者向けのイメージ)
給料が入ったら「まず自分に給料を払う」ように、最初に貯金分を別へ移す方法です。例えると「給料日にまず貯金箱へ入れて、残りで生活する」イメージです。先に取っておくことで使いすぎを防ぎます。
図解イメージ:
– 給料 →(先取り)→ 貯金口座
– 残り → 日常の支出
2) なぜ効果があるの?(理由をかんたんに)
- 心理的:『残ったら貯金』はいつまでも残らない。先に取ると使えないお金になるため誘惑に負けにくい。
- 行動経済学的:人は“今”の消費を優先するため、ルール化(自動化)すると継続しやすい。
3) 具体的なやり方(比較表)
| 方法 | 仕組み | メリット | デメリット |
|—|—:|—|—|
| 給与天引き(会社の財形など) | 給料支払い前に天引き | 手間ゼロで確実 | 会社制度が必要、流動性低め |
| 銀行の自動振替(給料日指定) | 給料入金日に自動で別口座へ | 設定後は放置でOK | 口座間の手数料や手続きが必要な場合あり |
| 自動積立(普通預金→定期) | 指定日・金額で定期へ積立 | 金利で多少増える、継続しやすい | 引き出しに手間がかかる場合あり |
| 現金封筒(家計管理) | カテゴリ別に現金で管理 | 支出が目に見えて分かる | 現金管理が手間、盗難リスクあり |
どれを選んでも共通して重要なのは「自動化」と「見える化」です。
4) いくら貯めればいい?(簡単な目安)
- 最低ライン:手取りの10%(まずはここから)
- 余裕があれば:20%を目標(住宅購入や子育てなどの準備)
- 非常用資金:生活費の3〜6ヶ月分(例:月20万円の支出なら60万〜120万円)
例:手取り25万円の人
– 10% → 月2.5万円(年間30万円)
– 20% → 月5万円(年間60万円)
簡単計算式:毎月の貯金額 = 手取り × 貯金率(0.10など)
5) 5ステップで始める方法(すぐできる手順)
- 現状把握:毎月の手取りと固定費、変動費をざっくり洗い出す(レシートや明細を1〜2ヶ月分確認)
- 目標設定:短期(旅行、家電)/中期(車、頭金)/長期(老後)を決める
- 貯金率決定:まずは10%から。無理がなければ段階的に増やす
- 自動化:銀行の自動振替や給与天引きを設定、別口座へ移す
- 見直し:生活変化やボーナス後など、3〜6ヶ月ごとにチェック
6) 注意点・よくある質問
- 無理な設定はNG:生活が苦しくなると挫折します。収入変動がある人は変動費を多めに残す。
- 借金がある場合:特に高金利のカードローン等は利息が高いので、まずは返済を優先する場合もあります。
- 流動性の確保:非常時用の口座は普段の貯金と分け、すぐ引き出せるようにしておく。
- 投資との違い:積立投資(例:積立NISA)は長期的な資産形成に有効ですが、元本割れリスクがあります。非常用資金は現金で確保しておくこと。
7) 役立つツール例(中立的に)
- 銀行の自動振替・自動積立サービス
- 家計簿アプリ(自動連携で見える化)
- 給与天引き制度(会社に制度があれば活用)
まとめと次の一歩(チェックリスト)
- まずやること:手取りの10%を先取り設定してみる
- 3日でできること:銀行で自動振替を設定/別名義の貯金口座を作る
- 1か月後にやること:家計の残高を確認し、無理がないか調整する
先取り貯蓄は「仕組みで貯める」方法です。最初の一歩は小さくでいいので、自動化してしまうこと。まずは“1ヶ月だけ”試して、続けやすければ徐々に増やしていきましょう。

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