個人事業主とは?会社員との違いは何?

個人事業主とは?会社員との違いは何?

要点まとめ

  • 個人事業主は「自分で事業を行う人」。会社員は「雇われて給与を受け取る人」。
  • 収入や働き方の自由度は高いが、税金・社会保険・事務処理は自分で行う必要がある。
  • 経費として認められる範囲が広く節税の余地がある一方、収入の変動リスクがある。
  • 手続きは比較的簡単(開業届の提出など)。青色申告を選べば税制優遇が受けられる。

くわしい解説(初心者向け)

1) 個人事業主ってどんな人?

簡単に言うと「個人で事業を行い、その収入で生活する人」です。屋号(商店名)を付けることもでき、事業の責任は基本的に本人にあります。

例:フリーランスのデザイナー・Webエンジニア、個人で飲食店を営む人、講師やコンサルタントなど。

2) 会社員との主な違い(わかりやすい比較)

| 項目 | 会社員 | 個人事業主 |
|—|—:|—:|
| 収入の安定性 | 比較的安定(固定給や賞与) | 変動しやすい(案件ベース、季節波あり) |
| 税金の扱い | 給与から源泉徴収・年末調整 | 自分で確定申告(年1回) |
| 社会保険 | 健康保険・厚生年金(会社負担あり) | 国民健康保険・国民年金(全額自己負担) |
| 経費 | 経費計上は限定的 | 事業に必要な支出は経費にできる(節税効果) |
| 事務作業 | 会社が対応 | 自分で帳簿・請求書・申告を管理 |
| 労働時間・裁量 | 会社のルールに従う | 働き方を自分で決められるが自己管理が必要 |

3) お金まわりで押さえるポイント

  • 税金:個人事業主は毎年「確定申告」で所得税を計算・納付します。青色申告(適切な帳簿付けをすること)を選べば、最大65万円の特別控除など有利な制度があります。

  • 社会保険:会社員は厚生年金・健康保険の半分を会社が負担しますが、個人事業主は国民年金(基礎年金)と国民健康保険を自分で支払います。金額は収入や自治体によって変わりますが、国民年金は月1万5千〜1万8千円程度(目安)、国民健康保険は所得に応じて数千〜数万円/月になることがあります。

  • 消費税:課税売上が年間1,000万円を超えると消費税の納税義務が発生するルールがあります(一定の条件あり)。(※基準や特例は時期で変わるので確認を)

  • 経費:事業に関係する支出(家賃の一部、通信費、消耗品、接待交際費など)は経費にできる可能性があります。正しく帳簿をつければ課税所得が減り節税につながります。

4) メリット・デメリット(簡単に)

  • メリット
  • 働き方や収入の作り方に自由度がある
  • 正しく経費処理すれば税負担を軽くできる
  • 事業拡大が成功すれば収入上限が高い

  • デメリット

  • 収入が不安定になりやすい(案件切れ・季節変動)
  • 社会保険や税の手続きを自分で管理する負担
  • 事業に失敗した際のリスクは本人が負う

5) 実際に独立する時の主な手続き(はじめの一歩)

  1. 事業内容と屋号を決める(屋号は任意)
  2. 「開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)」を税務署に提出(任意ではありますが提出を推奨)
  3. 青色申告を希望する場合は「青色申告承認申請書」を提出(原則、開業後2ヶ月以内)
  4. 帳簿の準備(会計ソフトの利用が一般的)
  5. 国民年金・国民健康保険の届け出(市区町村役場で確認)
  6. 必要なら事業用の口座やクレジットカードを用意

6) 誰に向いている?(目安)

  • 向いている人
  • 自分で仕事を作れる人(営業力やネットワークがある)
  • 働き方の自由を重視する人
  • 経費を活用して節税したい人

  • 向かないかもしれない人

  • 安定した給与や福利厚生を強く重視する人
  • 事務処理や税金の管理が苦手で対応できない人(外注する手はあります)

7) 具体的な節税・備えの例(初心者向け)

  • 青色申告を活用:正しく帳簿を付けるだけで65万円(簡易の場合は10万円)控除が受けられる可能性があります。
  • 経費を見直す:仕事用の通信費や機材、交通費などは経費計上を検討。
  • 毎月の貯蓄:収入の変動に備え、目安として手取りの1〜3ヶ月分は生活防衛資金として確保。
  • 老後資金:国民年金だけでは不足しがち。iDeCoや国民年金基金の検討を。

まとめ(次のステップ提案)

  1. まずは「試しに副業として始めてみる」方法も安全です。リスクを抑えながら事業性が確認できます。
  2. 開業を決めたら開業届と青色申告の提出を検討。会計ソフトを導入して帳簿を習慣化しましょう。
  3. 税金や保険の扱いに不安がある場合は税理士やファイナンシャルプランナーに相談するのがおすすめです。

必要なら、あなたの年収や業種、家族構成に合わせて「個人事業にした場合の概算シミュレーション」や「開業チェックリスト」を作成します。希望があれば教えてください。

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