請求書の作り方と管理はどうすればいい?
要点まとめ
- 請求書は「誰に・いつ・何を・いくらで・いつまでに支払ってほしいか」を明確にする書類
- 必須項目:発行日・請求書番号・請求先・品目・金額・消費税・合計・支払期限・振込先
- 作成方法は「手書き/Excel/クラウド(会計ソフト)」の3パターン。業務量や将来拡張性で選ぶ
- 管理は「連番ルール」「ステータス管理(発行・督促・入金)」「保存期間(目安:個人5年〜法人7年)」「バックアップ」が重要
- まずはテンプレを1つ決め、月1回の照合(発行済みと入金の突合)を習慣化する
1) 請求書の基本(最初に押さえること)
請求書は売上を確定させ、入金をお願いするための重要な書類です。税務や取引の証拠にもなるため、慌てずに正確に作りましょう。
必須で入れるべき項目(シンプル版)
- 発行日(例:2026-01-27)
- 請求書番号(例:202601-001)
- 請求先(会社名・担当者名・住所)
- 品目・内訳(サービス名、数量、単価)
- 金額(小計、消費税、合計)
- 支払期限(例:請求書発行日から30日以内)
- 振込先(銀行名・支店・口座番号・口座名義)
- 発行者(自分の社名/屋号・住所・連絡先)
例:小規模事業だと「支払期限:発行日から30日以内」「振込手数料は依頼主負担」の記載がよく使われます。
2) 請求書の作り方:手順(初心者向け)
- テンプレを用意する(後述のテンプレをコピーして使ってOK)
- 請求書番号を採番する(連番ルールを決める)
- 発行日と支払期限を記入する
- 品目・数量・単価を記入して計算する(消費税の扱いを確認)
- 振込先と備考(納品日や契約番号)を入れる
- PDF化してメール添付、または印刷して郵送する
ポイント:金額は税込/税抜のどちらかに統一し、どちらかを明記する。消費税率は取引時の税率に合わせる。
3) 請求書テンプレ(そのまま使えるシンプル版)
請求書(サンプル)
発行日:2026-01-27
請求書番号:202601-001
請求先:株式会社サンプル 御中
〒123-4567 東京都新宿区1-2-3
担当:山田太郎
発行者:自分の屋号/会社名
〒000-0000 住所
TEL: 03-0000-0000 E-mail: sample@example.com
| 品目 | 数量 | 単価(円) | 金額(円) |
|—|—:|—:|—:|
| ウェブ制作(基本料金) | 1 | 100,000 | 100,000 |
| 保守(1か月分) | 1 | 10,000 | 10,000 |
小計:110,000円
消費税(10%):11,000円
合計:121,000円
支払期限:2026-02-26(発行日から30日)
振込先:みずほ銀行 新宿支店 普通 1234567 口座名義:ヤマダ タロウ
備考:納品は2026-01-20に完了しています。
上のテンプレはExcelやGoogleスプレッドシートにそのまま貼って使えます。
4) 作成方法の比較(簡単)
- 手書き
- メリット:簡単、コストゼロ
- デメリット:見栄え・検索性・控え管理が面倒
- Excel/スプレッドシート
- メリット:テンプレ化、計算自動化、印刷・PDF化が容易
- デメリット:複数人管理や入金管理は手作業になりがち
- クラウド会計ソフト(無料〜有料)
- メリット:発行・送付(メール/PDF)・入金消込・帳簿連携が可能
- デメリット:ランニングコスト、学習コスト
目安:月数件〜数十件ならExcelで十分。月100件を超える、あるいは入金管理を効率化したい場合は会計ソフトを検討。
5) 管理のコツ(実務で困らないために)
- 請求書番号は「YYYYMM-連番」(例:202601-001)でルール化する
- 発行後はPDFで保存(クラウドストレージ+ローカルバックアップ)
- ステータスを管理する(未送付→発行済→督促中→入金済)
- 月1回は未入金一覧を作り、督促メールを送る(テンプレ文を用意)
- 保存期間の目安:個人は5年、法人は7年が一般的(税務で確認を)
- 電子帳簿保存や電子インボイス制度を使う場合、ルールに沿った保存が必要
督促の例:支払期限から7日以内にまずは「確認のご連絡」、その後14日、30日と段階的に。冷静・礼儀正しく進める。
6) よくある質問(Q&A)
Q. 請求書は手書きでもいいですか?
A. 取引先が少なく、証拠として残せれば問題ありませんが、後で業務効率や検索性を考えるとExcel/PDF化が無難です。
Q. 消費税はどう書けばいい?
A. 税抜表示か税込表示かを明記してください。仕訳や税務処理のため、税抜で金額を管理する事業者が多いです。
まとめ(まずの3ステップ)
- まずはこのテンプレを使って1件作成してみる(Excel or Googleスプレッド)
- 請求書番号ルールと支払期限ルール(例:発行日から30日)を決める
- 月1回、発行済みと入金の突合を行い、未入金には督促する
まずは「テンプレを決めて、1か月続ける」ことが一番の近道です。慣れてきたら会計ソフトや自動化を検討しましょう。
付録:簡単テンプレ(CSV形式)ファイルを同梱しています。Excelで開いてそのまま使えます。

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